人生について、あるいは人間の幸福について考えさせられる作品。

平凡に見える人生にも、実はさまざまなドラマがあり、淡々と生きているように見えても、心の奥に、秘めた情熱の炎が揺らめいていたりする――。

田中裕子の演じる美奈子は、牛乳配達の仕事を生きがいと感じ、無聊を慰めるに読書をもってし、密かに想い続ける相手には病床の妻がある。

傍目には、あまり幸せそうには見えない彼女だが、本人にとっては、決して不幸な人生ではない。

また、彼女が思いを寄せる、岸部一徳の演じる高梨の人生も、最終的にそれが不幸なものであったのか、それとも自分として満足のいくものであったのかは、当人にしか分かりえないところがある。

幸福であるか、不幸であるかということは、他人からはなかなか推し量れないものだ。

自分にとっての幸福の基準とは何であるのか、改めて考えてみるきっかけとなる作品だった。

何时是读书天いつか読書する日(2005)

又名:牛奶女工 / The Milkwoman

上映日期:2005-07-02片长:127分钟

主演:田中裕子/岸部一徳/仁科亚季子/香川照之

导演:绪方明编剧:青木研次

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