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类型:剧情,短片 地区:日本 年份:2008
少女マリの平穏な日常は、謎の少年と出会って以来狂い始める。「地球は既に宇宙人の支配下にあり、マリは宇宙人と人間のハーフなのだ」少年は、宇宙人であるマリの伯父から人間を解放する「鍵」を奪い、逃げているのだと言う。半信半疑のマリの前に、いる筈のないマリの姉が現れる。日常が反転してゆく中、マリが向かう先は。 吉田雄一郎 1978年 山形県出身。 2003年 立教大学 経済学部・経済学科卒業。 同年、映画美学校入学。2005年映画美学校修了。 2006年 東京芸術大学大学院映像研究科入学。 ■ 主な監督作 『醗酵する日』(‘06) オムニバス映画「夕映え少女」('08)「浅草の姉妹」 宇宙人による地球の支配。しかし、それは誰にも気づかれていない。宇宙人は地球人と見分けがつかないからである。しかも、宇宙人は善人(いかにも吉田らしい設定)らしく、ほっといたら野蛮な地球人は戦争を日常化してしまうので、人間の自由意志を抑制しているのである。ここに、自由意志の回復のため戦う少年と、宇宙人と人間とのハーフだという少女の闘争は、アイロニーに満ちることになる。『second coming』は、徹底して切り詰めたカッティングにより、活劇としての魅惑のみを提示しようとしている。その意識と作品のギャップゆえ、これが本格的な次回作のための豪華極まる予告編に見える一面もあるのではあるが…。ともあれ、吉田雄一郎はB級活劇の復活に賭ける作家である。 -筒井武文(映画監督)